ニュース、話題のモノ・コト

さくらももこ氏は民間療法に救われたのか&お金がある人の落とし穴。

こんばんは。

シンプリストとなり、自分のエネルギー・時間・お金を最大限に活かすことで人を幸せにして、最終的に自分がめっちゃ幸せになることを夢想する双極精神科医・まつさく(@sakura_tnh)です。

今日は台風で大荒れの一日でしたね。

一時は窓が割れそうな暴風雨でしたが、そんな悪天候の中、

敷地外の喫煙所まで看護師さんたちがダッシュ

していたのが印象的でした。

これでケガして労災とかやめてよ〜と院長がボヤいてました。

確かに(^_^;)

さて、

先日、漫画家のさくらももこさんが53歳という若さで亡くなったニュースには多くの人が驚いたでしょうし、残念に感じたことと思います。

私も小さい頃から「りぼん」で「ちびまる子ちゃん」を読み、エッセイもいくつか買っては読んでいたファンの一人です。

今日はそのニュースから感じたことなどを書きたいと思います。

さくらももこ氏は民間療法に救われたのか、それとも?

さくらももこさんの死を悼むと同時に湧いてきた考えがあります。

ツイッターでも早い段階でその話は上がっていましたが、医療関係者はこの報道の時点でピンときていました。

そこにやはりの追加の報道がありました。

参考:さくらももこさん、仕事のために “民間療法” で向き合った乳がんとの闘い

健康に関心の高かったさくらももこさん。

そして、おそらく様々な民間療法を試せるだけのお金もあったでしょうから、このような流れになることは近くにいる人なら予想できたかもしれません。

民間療法はせずに標準治療を続けていたら、もしくは民間療法をしつつも標準治療を続けていたら、より長く元気で生きられたのでは?

タラレバの話になってしまいますが、その可能性はどうしても考えてしまいます。

以下、前述の記事より転載します。

乳がんを発症されたのは今から7年ほど前。当時、手術もして状態は落ち着かれていたと聞いていたのですが、再発してからは抗がん剤を使用するような、いわゆる標準治療をしていなかったそうなんです。

乳がん発症時に使用していた抗がん剤の副作用が、相当、辛かったようで、身体にも合わなかった。そのため、仕事に支障がないようにと民間療法を試すようになったのだと。そうこうしているうちに、取り返しのつかない状態にまでなってしまったようです。

良いと聞けば資料を集め、気に入ると全国の民間療法施設に出かけたりしていたようです。民間療法で器具を用いて波動の測定をしたり、食事療法のアドバイスなども、熱心に取り組んでいたようです。

前述の記事より

仕事に支障の無いようにと言っても、命を失ってしまったら元も子もありませんよね。

もちろん民間療法をしていなくても厳しい状態だったかもしれませんので、この記事では彼女が民間療法のせいで死期が早まったなどと断定する意図はありませんのでご了承ください。

がん治療における、お金がある人の落とし穴。

普段の生活では、経済的にゆとりがある方が、様々な面においてメリットがあることは言うまでもありませんが、医療や健康の分野においては、お金があるがゆえにプラスどころかマイナスの結果につながることもあります。

小林麻央さんの件も色々言われていますが、やはり高額な民間療法を選択できる経済力があったが故の結果と愚考してしまいます。

ネットにあふれる情報、巷で口コミで拡がる情報は玉石混交で、益も害も無いようなものから明らかに害にしかならないものまで様々です。

とくに今の時代でも死をイメージする「がん」と診断された後などは精神的に不安定となり、冷静さを欠き、普段なら理性的に取捨選択できるようなこともできなくなります。

非医療者の方においては、診断や治療に関する情報は「国立がん研究センター」が運営する下記のサイトだけを見ることを奨めます。

参考:がん情報サービス

ここだけを見て、個々の状態について知りたいことがあれば主治医に尋ねることです。

あなたにとって有益な情報はそれ以外にはおそらく無いでしょう。

がん情報サービスのサイトにある「患者必携 わたしの療養手帳」は治療を進める中で必要なことを書きとめることができる手帳です。

参考:患者必携 わたしの療養手帳

ここに自身の情報を書き込み、疑問がある際には主治医や薬剤師、看護師などに相談するといいでしょう。

他の医師の意見を聞いてみたい場合にはセカンドオピニオンを利用して別の医療機関にかかることも可能なので、主治医に相談しましょう。

※セカンドオピニオンは勘違いされやすいのですが、あくまでも他の医師の意見を聞くということで、治療は元の主治医の元でなされます。

「標準治療」にどんなイメージを持ちますか?

基本的にはがんが発覚した際、どこの病院でも標準治療のマニュアルに則り治療を行いますので、

ある病院だけで行われている特殊な治療などは基本的には無い

と考えてください。

(治験など有効性は確立されていないが治療として選択できる場合はある。医師の技術により外科的・内科的治療におけるレベルの高低はある。)

標準治療とは、科学的根拠に基づいた観点で、現在利用できる最良の治療であることが示され、ある状態の一般的な患者さんに行われることが推奨される治療をいいます。
医療において、「最先端の治療」が最も優れているとは限りません。最先端の治療は、開発中の試験的な治療として、その効果や副作用などを調べる臨床試験で評価され、それまでの標準治療より優れていることが証明され推奨されれば、その治療が新たな「標準治療」となります。

参考:国立がん研究センター「がん情報サービス」用語集

ネーミングが悪いとは常々感じますが、

「標準」治療があるなら「ハイグレード」な治療もある

ような印象を受けてしまいます。

「最適」治療など、患者さんの理解を得られやすいネーミングが必要と感じます。

そして、本題の民間療法についてですが、同サイトの下記のページを見てもらえれば分かりますが、治療が有効であるとの科学的根拠があり、リスクの低い民間療法というのは「潜在性前立腺がんに対するビタミンEサプリメント」くらいです。

参考:がんの代替療法の有効性と安全性

巷にあふれる民間療法のすべてが効かないとは言いきれませんが、ほとんどの民間療法が科学的根拠をもたない点を鑑みると、「がんに対する有効性は不明だし、身体への害も不明」ということになります。

さくらももこさんは元々健康に関心が高く、エッセイにもあったように民間療法にも積極的で、さらにはおそらくそういったものを取り入れられるだけのお金もあったと思われます。

その人が望んで決めたことなら、今さらこうすべきだったなどと口出しできる話では無いかもしれませんが、民間療法は不安を煽り、夢のような治療があるかのように惑わせ、言葉巧みに患者さんを誘導してお金儲けをする側面があることは覚えておくべきです。

昔のブログに標準医療の大切さ、トンデモに引っかからない心得などをまとめていましたので、よろしければご覧ください。
(ブログが古くてちょいバグってるので読みにくくてすみません。1記事ずつらどうぞ)

4年前に書いた記事ですが、今も同じことが言える部分も多いと感じます。

これを読んでくださったみなさんと、みなさんと近しい方が、厳しい状況に立たされたときにもどうか適切な医療を受けることを選ばれますよう。

その一助になれば幸いです。

\ フォローはこちらから /



follow us in feedly にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ
記事が気に入ってもらえたら下部のシェアボタンをポチっとしてください☆